広島は8日、宮崎県日南市の天福球場で行われている秋季キャンプの第1クールを打ち上げた。チームに帯同している黒田博樹球団アドバイザー(48)はこの日、ブルペンで6年目の遠藤淳志投手(24)らと話し込む場面が見られた。

 遠藤は「ツーシームの精度を上げようかなと思って。黒田さんにアドバイスをもらいながら、今日は投げられました」と話した。黒田氏はまたルーキーの斉藤優汰投手(19)、4年目の玉村昇悟投手(22)にも声を掛けていた。

 2月の春季キャンプから〝本格始動″した球団アドバイザーの仕事。黒田氏は「初めてのことで、前例というか見本にする方もいなかった。なかなか難しい部分はあったが、自分なりに時間を見つけて動けたんじゃないかなと思う」と振り返る。

 日米で現役20年、通算203勝を挙げた黒田氏。そんなレジェンドが才能以外で大切な部分について「向上心、貪欲さ、プラス相手に勝っていかないといけないので『負けず嫌い』。そういう気持ちの部分は非常に大事かなと思う」と話した。

 今回参加の若手投手陣に黒田氏は「いい素材の子もたくさんいる」と話す。そして来年へ「一軍の枠に食い込んでいける投手がたくさんいると思うし、それを期待しています」と語り、そのための手助けは惜しまない姿勢を示した。