オリックス・山崎福也投手(31)がFA権を行使し、移籍を視野に入れている。9年目の今季は8月27日に国内FA権の条件を満たし、11勝(5敗)をマーク。打撃を得意とすることからセ球団が興味を示しており、争奪戦の展開になりそうだ。

 2014年のドラフト1位で入団し、先発、リリーフとこなしてきた。先発に定着した21年に8勝10敗、22年が5勝8敗と黒星先行ながら、今季は6月に4戦4勝で初の月間MVPを受賞し、球宴にも初出場。自身初の2桁勝利をマークし、チーム3連覇に貢献した。

 一方で打撃力にも定評があり、昨年の交流戦の広島戦で代打起用され、ヤクルトとの日本シリーズでは第2戦に先発起用され、第1打席で自身を援護する適時打を放っている。

 山崎福は「オリックスには感謝してますし、いろんな線を含めて自分自身ゆっくり考えたいと思っています」と心境を明かし、他球団からの評価についても「(聞きたい気持ちは)なくはないです」とした。

 球団関係者は「福也は元々関東の子だし、向こうに帰りたいと思ってもおかしくない。明治大時代に慣れ親しんだセ・リーグの神宮で試合をやりたいんじゃないか」と見ている。「イケメン左腕」「ロジン王子」として人気を博した山崎福の去就に注目が集まりそうだ。