運命の一戦の先発は左腕・宮城大弥に託された。雌雄を決する5日の阪神との日本シリーズ第7戦(京セラドーム)でめぐってきた大役。速球と80キロ台のスローカーブで緩急をつけ、打者を翻ろうし、序盤から打たせて取る投球で凡打の山を築いていく。
しかし、4回に一死から森下に左前に運ばれると続く大山に死球を与えて一、二塁のピンチを招くと、5番・ノイジーに4球目の低めのチェンジアップをすくわれ、高々と左翼席に運ばれてしまう。痛恨の先制3ラン。青柳を打ちあぐねる打線にとって重すぎる失点だった。
前日(4日)に尊敬するエース山本が1失点完投で五分に戻し、バトンを渡された。「負けたら終わりなんで気負いすぎず、自分らしさを出したい」。前回の第2戦(10月29日)で6回を4安打無失点の好投で流れを引き寄せた。昨年のヤクルトの日本シリーズも第7戦で5回を3安打無失点で日本一に導いている。2年続けて大役をこなし、栄光を引き寄せたかったが…。
5回に二死一、三塁のピンチを背負ったところで中嶋監督はたまらず、2番手の比嘉にスイッチ。ベテラン右腕も流れを止められず、森下、大山、ノイジーに痛打されて追加点を献上する。宮城は5回途中を5安打5失点で無念すぎる降板となり「大事なゲームで役割を果たせなかったことが、ただただ悔しいです」と肩を落とした。
沈黙を続けた打線は9回に頓宮の一発が飛び出すが、1―7と完敗。最強を誇ったオリックス投手陣は最後の最後で力尽き、連続日本一は成し得なかった。













