【ソフトバンク1位・前田悠伍投手(18=大阪桐蔭)】未来の鷹を担う左腕の原点とは――。2023年のプロ野球ドラフト会議が26日に東京都内で行われ、ソフトバンクは外れ1位で前田悠伍投手の交渉権を獲得した。
滋賀・長浜市出身の前田は4歳上の兄の影響もあり、自然と野球にのめり込んだ。実家近くの田んぼで毎日のように野球をして遊ぶ日々。いとこの大地氏は「プラスチックバットとゴムボールで野球をやっていたのですが、兄とは4個、僕とは8個年齢が離れているので、絶対に僕らに勝てるわけないじゃないですか(笑い)。でも僕らに打たれて『ボール捕ってこい』と言われても、ドロドロになりながら、泣きながらやっていましたね。本当に負けず嫌いだったし、昔はすぐに泣いていましたね」と振り返る。
そんな根っからの負けん気の強さは、随所で発揮されていた。大地氏は「本当に努力していたのもあると思うが、大舞台でも動じないメンタル面の強さは昔からあった。性格的にいい意味で深く考えない部分もあるけど、自信を持って投げているし『大丈夫、俺が一番や!』って。まさに投手って感じですよね」と証言。練習も人一倍こなしており、昔は実家周辺の田んぼを毎日のように走り、倉庫ではティー打撃などに励んでいたという。
プロ野球選手は、前田が幼少期から描いていた夢。中学3年時に進路も選ぶ際も思いはブレていなかった。大地氏は「進学先を選ぶ時も高校野球で有名になって、プロに行くんだったら大阪桐蔭だと。自分の中で軸があったと思う」と回想。いばらの道に飛び込んだ前田は、2年春には甲子園優勝を果たし、3年時にはエースで主将という責務を担った。さらにU―18W杯では日本の大黒柱として、初優勝に大きく貢献した。
まさに高校ナンバーワン投手と言っても過言ではない大器だ。大地氏は「最初はしっかり体を作って、将来的には日本代表に選ばれてほしい」と熱烈エール。伸びしろたっぷりの左腕が、ついにスタートラインに立った。












