第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で立大を史上最長となる55年ぶりの出場に導いた上野裕一郎元監督(38)に対し、多くの陸上関係者からため息が漏れている。
上野元監督は女子部員との不適切な交際などを理由に、立大側が「指導者として不適切」と判断。11日付で解任された。「日本一速い監督」の名のもと、現役選手としても活躍していたが、不倫騒動後は出場予定だったレースを相次いで欠場している。
四面楚歌の状況に陥っている上野元監督を巡り、ある陸上関係者は「自業自得だよ。教え子に手を出すのはさすがに擁護できない。しかもあんなに堂々と。さすがに油断しすぎ」とばっさり。別の陸上関係者も「脇が甘すぎる」とあきれるなど、各方面から厳しい声が相次いでいる。
しかも今回の不倫騒動が発覚したのは第100回箱根駅伝予選会の直前だった。選手たちは6位に入り、2年連続29度目の本戦出場を勝ち取った一方で、関口絢太(4年)は「正直、眠れない夜もあった。自分は上野前監督に誘われてここに来たので(部活の)卒業までのあと3か月を一緒に過ごせないというのは残念ではある」と吐露。心に大きなダメージを負ってしまった。
ある指導者は「選手たちが一番の被害者。上野さんはもう陸上の世界に戻れないんじゃないかな」と厳しい見通しを語った。身から出たさびとはいえ、その代償は大きそうだ。












