3年連続日本シリーズ進出を果たしたオリックスの「スカウティング」と「育成」に称賛の声が集まっている。
つい3年前の2020年まで3度の最下位を含む6年連続Bクラスだったパ・リーグの“お荷物球団”が常勝軍団に変貌。ライバル球団の編成、スカウトから「6年間の低迷期を有効活用しながらいいドラフトをし、育成も成功させた。自前で常勝軍団をつくった近年日本球界一の成功モデル」として、そのチームづくりの手法がたたえられているのだ。
“暗黒時代”の際もオリックスのスカウト、編成陣はコツコツとやるべき仕事を敢行。15年ドラフトでは1位で吉田正尚(現レッドソックス)、10位で杉本裕太郎の両外野手を指名した。16年も1位で山岡泰輔、4位でいまや球界を代表する大エース・山本由伸、6位でも山崎颯一郎の主戦投手を確保、17年は1位で田嶋大樹、育成2位で東晃平の両先発投手を、18年も2位で頓宮裕真捕手、7位で中川圭太内野手を獲得。19年には外れの外れ1位で宮城大弥投手、2位で紅林弘太郎内野手の指名に成功し、20年の1位で山下舜平大、育成2位で侍ジャパンにも選出された宇田川優希の両投手を獲得した。
スカウティングに関して「まず評価通り上位(1、2位)の選手が主力に定着すること。その上で、下位指名からスマッシュヒットが出てくることがドラフトの理想」というのが強いチームをつくる上で球界の定説。スカウト陣の眼力はもちろんだが、それをきっちりと一軍戦力に育て上げたファーム育成システムの勝利といえそうだ。











