もはや「省エネ」の徹底しかない!? パ2位・ロッテは18日のCSファイナルステージ第1戦(京セラ)で、オリックスに5―8で逆転負けを喫した。手痛い黒星発進となったが、捨て身の策で王者撃破にわずかな望みを託している。
シーズン終盤から佐々木朗の発熱やエース・種市の右ヒジ炎症による離脱もあり先発陣が手薄。この影響でソフトバンクとのCSファーストステージから連日「中継ぎ総動員」を余儀なくされてきた。そのため、首脳陣は試合当日の状態を見極めて中継ぎ投手を次々とマウンドに送り込む起用となっている。ハマればチームが勢いに乗る半面、投手陣は大きな負担を強いられる。しかもロッテの救援陣はすでにファーストステージの激闘で大半が疲労こんぱい。こうした状況でリリーフ陣を酷使すれば、ますます勝機が見えなくなってくる。
そこで、チーム首脳陣がここにきて徹底しているのが各投手のブルペンでの「球数制限」だ。一般的に中継ぎ投手は試合展開を見ながら各自がブルペン入り。ある程度の球数を投げて肩を作ってからマウンドに上がる。だが、それでは疲労が蓄積するため、1球でも無駄にしないように練習から球数を抑えようと投手陣全体が心掛けているという。
18日の試合前に小野投手コーチに聞くと「ある程度(投手の)投げる順番は決まっているので」と前置きしたうえで、ブルペンでの動きをこう説明した。
「選手たちがどれぐらいの球数で(肩が)できるか、というのはシーズンを通して把握しているので。そういうのを逆算しながらできるだけ(ブルペンで)投げさせないようにしてマウンドに送り出す。こちらが早めに準備させてもいけないし、疲れてしまってもいけないので。その中での(各自の)調整は難しいと思いますけど、みんな(投手陣)も分かってくれているので。あとは気持ちでやってもらうしかない」
19日の第2戦で敗れれば、オリックスに早くもリーチをかけられる。そこから巻き返すのはまさに至難の業。各投手に〝無駄球〟を投げさせない「省エネ投法」は大きな賭けだが、今できる最善策はほかに見当たらない。
この日は5回以降に5人の中継ぎを投入したロッテ。ファーストステージは打線の奮起で球史に残る奇跡の逆転劇を演じたが、今度は投手陣がミラクルを起こせるのか――。












