女子プロレスラーの夏すみれ(31)が、自身のメモリアル興行で華々しく散った。

「夏すみれプロデュース10周年大会」(18日、東京・新宿フェイス)で山下りな、小林香萌と組み、赤井沙希、彩羽匠、AZM組と激突。2013年にデビューした同期が顔をそろえた。

 試合では赤井に得意の蹴り技を連発され、あまりの衝撃に悶絶する場面も。しかし味方のアシストが功を奏し、赤井の顔面に股間を押しつける必殺技・ブロンコバスターを発射。満足げな表情で赤井の顔面に攻撃を仕掛けたが、ビッグブーツで吹き飛ばされてしまった。

 20分過ぎ、彩羽にスワントーンボムを見舞われ再びピンチを迎えた夏だったが、ムチを振り回して大暴れ。だが、彩羽をフェースクラッシャーからの二段蹴りで仕留めにかかるも、決まらず。最後は彩羽にランニングスリーをくらい3カウントを献上した。

 25分37秒の激闘を終え、リング上で大の字になった夏は「ありがとうございました…。今、私あいさつできる状態じゃないので…」とつぶやき、赤井にマイクを渡す。 

 すると赤井から「たくさん言いたいことあるけど、夏すみれさん、私たちと同じ時代にプロレスラーでいてくれてありがとうございます」と声をかけられた。

 夏は「欲を言えばもっと早く出会いたかった。股間に感じたあなたのぬくもり、絶対に忘れません! 最後まで気をつけて頑張ってください」と11月に引退する同期にエールを送った。

 夏は2013年10月にプロレスリングWAVEでデビュー。17年にフリーに転向し、スターダムに参戦した。20年には肩関節の反復性脱臼の治療のため長期欠場を強いられた。最近ではフリーランスサミット「NOMAS」の開催やノアに参戦するなど活躍の場を広げている。

 息を整えた夏は再びマイクを持ち、古巣への感謝を語った上で「スターダムさんがあるからこそ、女子プロレス業界、すごい盛り上がってきた。けど、女子プロはスターダムだけじゃねえんだよ!」と絶叫。

「スターダムのみんなの活動を指くわえて見てるのは悔しいので、うちらはうちらなりに女子プロレス界という荒波に飲み込まれないでやっていく。スターダムさんもこれからもっと大きくなっていってください」と笑顔を見せた。

 最後は「10年間見守ってくださったみなさん、ありがとうございます。そしてうちらが先頭に立って盛り上げていくのでよろしくお願いいたします」と頭を下げ大会を締めた。