オリックスでも〝オヤジパワー〟が牙を研いでいる。18日からのCSファイナルステージのロッテ戦(京セラ)に向けて中嶋聡監督(54)は「ロッテはシーズン中から僅差の試合が多いので、細かいミスがないようにしっかりと戦っていかないといけない」と気を引き締めた。
今季の対戦成績は15勝8敗2分けと圧倒したとはいえ、警戒すべきは荻野、角中の両ベテランの存在だ。無類の勝負強さでチームをけん引し、ソフトバンクとのファーストシリーズ第3戦(16日)でも3点を追う延長10回に2人が安打で出塁し、劇的なサヨナラ勝利を呼び込んでいる。
36歳の角中と37歳の荻野に刺激されているのが、オリックスでは角中と同学年の安達了一とT―岡田のコンビだ。安達は「刺激されている。負けてられない気持ちはある。集中力もすごいし、それにチームが乗ってくる。影響力ある。粘ってヒットを打てるような、ああいう活躍をしたい」と口にすれば、T―岡田も「同級生の活躍というのはあきらめない気持ちになるし、見習うべき点が多くある。全部自分に当てはまるわけではないけど、いろんなことを試したい。あまり気負いすぎてもよくないけど、いい準備をしたい。ウチの平野さん、比嘉さんもそうだし、上の人が結果を残しているのは尊敬でしかない」と決意を新たにした。
今季の安達は23試合で打率1割8分3厘、T―岡田は20試合で同1割7分9厘に終わり、2008年以来の本塁打なしに終わった。若手中心の中で苦しい立場にあるのは否めず、何としてもCSで存在感を示したいところだ。
下馬評ではオリックス有利が揺るがないとはいえ、ロッテの勢いは侮れない。チーム最年長で40歳のリリーフ・比嘉も「角中、荻野が打てばチームが盛り上がるし、こっちだってそうなるようにしたい。根負けしないこと。シーズンと短期決戦は別物。しんどいと思うけど、みんなで頑張りたい」と自らを鼓舞。オヤジの意地を見せつけるつもりだ。












