WWEの〝キング・オブ・ストロングスタイル〟中邑真輔(43)が、スーパーハイフライヤー・リコシェとの壮絶死闘を制してみせた。

 7日のPLE「ファストレーン」では世界ヘビー級王者セス・ロリンズに挑むも、大激闘の末にKO負け。それでも極悪レスラーとして評価を高めた中邑は、16日(日本時間17日)のロウ(オクラホマ州オクラホマシティー)でかねて遺恨抗争を繰り広げてきたリコシェと、エニウェアフォールマッチで激突した。

英語字幕付きの日本語でリコシェを挑発する中邑(©AbemaTV, Inc.)
英語字幕付きの日本語でリコシェを挑発する中邑(©AbemaTV, Inc.)

 試合に臨むにあたっては、もはや恒例となった日本語の英語字幕付き動画でリコシェにメッセージ。「蚊か、ハエか。てめえのような虫ケラは、汚ねえ床の上で葬ってやる。ハハハハッ!」と高笑いした。会場のどこでもフォール可能のルールで、序盤からリコシェが奇襲を仕掛け、大荒れの展開。中邑はバックスピンキック、ニーリフト、リバースパワースラムの猛攻だ。リコシェもコードブレイカー、三角跳びキックからノータッチのトペ・コンヒーロを見舞い、場外での戦いに突入した。

 中邑とリコシェはバックステージ、スタッフルームでも激闘。再び会場内に戻ると、中邑は大型スクリーンに叩きつけたが、リコシェは何とスクリーンを使ったサマーソルトでこれを回避した。さらに中邑のGTSをかわしてドラゴンスクリュー、その場跳びシューティングスターを見舞った。

 それでも中邑は一歩も引かず、観客席になだれ込んだ。リコシェは観客の助けを借りながら観客席入り口の上部に立ち、シューティングスタープレスを発射。驚異の一発に観衆は大熱狂だ。
 
 だが、リコシェのダメージも大きく、中邑は観客のポップコーンをぶちまけて反撃。さらに場外バリケードに座らせ、キックを見舞った。リング下からはヌンチャク2本を取り出し、リコシェに連打した。さらにテーブルを設置したが、リコシェに逆襲され、リング内の攻防へ。中邑はGTSを浴びせるも3カウントは入らず。逆にリコシェのスワンダイブ式回転スプラッシュをくらって大ピンチに陥った。

 これを何とかカウント2で返すと、コーナーに上がったリコシェにハイキックだ。リコシェを場外に叩き落とし、テーブル葬に処した。最後は起き上がったリコシェに、必殺のキンシャサ一撃。3カウントを奪って、壮絶極まる一戦に決着をつけた。

 ロリンズ戦に続くハードコアファイトで名勝負を展開した〝キング・オブ・ストロングスタイル〟が、新境地を開拓している。

 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。