新たに就任した巨人の杉内俊哉投手チーフコーチ(42)が17日に、ジャイアンツ球場で行われている秋季練習に参加。来季への抱負を語った。

 名左腕が一軍に復帰する。原前監督の下、2018年にファーム投手コーチに就任。以降は5年間で一軍から三軍まで全てのコーチを経験し、若手育成に尽力してきた。

 若手時代から親交のある阿部新監督からは大きな信頼も寄せられている。杉内コーチもそれを理解し「光栄ですし、監督との付き合いも20歳のころからなので。何かサポートできればいいなとは思っています」と意気込み十分。

 15日の秋季練習で新指揮官が若手投手に指導していた「真ん中に強く投げ込むことの意識」にも共感し「その考え方には僕もすごい賛成なんですよね。なかなか受け入れてもらえないときもありましたけど、やっぱり真ん中から広げていって欲しいっていうのが僕の考えなので」と明かした。

 新コーチの指導方針は「細かいことは言わない」。自身が現役時に、クイックが遅いことを細かく指摘されたことで投球のリズムを崩した経験から、短所を指摘するだけではなく「長所を伸ばすこと」を最優先に考える。

「現役の時に言われすぎて頭がパニックになった。やっぱり萎縮するようなことはなるべく僕は避けたいと思っているので。弱点ばかり見るんじゃなくて、良いところを伸ばしていけるようにできればいいなと思います」(同コーチ)

 信頼を寄せあう新指揮官を男にするため――。来季は投手陣の立て直しに一肌脱ぐ。