ニューヒロインの強みとは? 15日に開催されたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で優勝し、来年のパリ五輪代表に内定した女子の鈴木優花(24=第一生命グループ)が16日、都内で取材に応じ「徐々に実感が湧きつつある。疲労感よりも、華やかな気持ち」と晴れやかな表情を浮かべた。

 大雨の中で行われたレースでは、23キロ過ぎに他選手が飛び出しても、自分のペースをキープ。後半勝負をイメージし、38キロ過ぎで先頭に立った。五輪4大会出場の福士加代子氏(41)は「腰の位置も変わらないし、脚の回転もよくて、力強さもあった。あの気象条件の中で脚がつったりすることもなかったので、体力もあるなと感じた」と高評価を与えた。

 世界のトップとは実力に大きな開きがある一方で、鈴木にもまだまだ伸びしろはある。福士氏は「上手に走る選手だし、ポテンシャルが高いと思う。練習の仕方でもちろん伸びるのでは。タイムは条件さえそろえば狙えると思う」と期待した。

 約10か月後のパリ五輪で、鈴木は入賞以上を目標に掲げている。「暑い時間帯での練習を積極的にやりたいし、タフなコースでしっかり走れるかが大事。クロスカントリーや坂がある場所でのジョグから取り入れていきたい」。世界との差を縮めるために、入念に準備を進めていく。