CSを控えたオリックスが激震に見舞われた。リリーフの要としてフル回転した山崎颯一郎投手(25)が27日に大阪市内の病院で「左腸腰筋筋損傷」と診断され、出場選手登録を抹消された。

 チームでは首位打者に立つ頓宮が左足の疲労骨折、先発の一角を担って9勝を挙げている山下が腰椎分離症で離脱中。復帰が待たれる中で、またも主力が戦列を離れる非常事態だ。

 山崎颯はチームトップの53試合に登板して1勝1敗、27ホールド、9セーブ、防御率2・08と3連覇に貢献し、宇田川、小木田、阿部、山田、抑えの平野佳らとブルペンを支えた。20日のロッテ戦では胴上げ投手にもなったが、26日の西武戦では9回に登板して6失点と炎上。今後は患部の状態をみながらリハビリに取り組むが、シーズン中の復帰どころか、10月18日からのCSファイナルステージも厳しい状況だ。

 それでもチーム関係者は悲観していない。「痛いのは痛いけど、9回をどうやって抑えるかというマネジメントが大切で、1イニングだけを投げる投手、というふうに考えれば何とかなる。(山本)由伸や宮城がいなくなるのとは違う」とみており、別の関係者も「ウチはいつも誰かがいないという中でずっと勝ってきた。そこまでの一大事ではない」とネガティブにとらえていない。

 吉田正尚(レッドソックス)が移籍した中でも森を中心に野手が総出で奮闘し、森をケガで欠いた7月には若月、宗、セデーニョらが打ちまくった。主力不在を誰かが補うのがオリックスの底力。今回も全員で160キロ右腕の穴を埋めるだけだ。