シ烈なパ・リーグCS争いが繰り広げられる中、3連覇を達成した王者オリックスは高みの見物を決め込んでいる。ナインは「どこが来ても一緒だし、気にしない。やりにくいとかやりやすいとかはない」と口をそろえ、球団関係者も「圧倒的なゲーム差をつけて勝ったんだからどっしり構えていればいい。横綱相撲をするだけ。3チームは大変だろうけど、頑張れ頑張れって感じですよ」と余裕を見せている。

 Aクラス入りを巡ってソフトバンク、楽天、ロッテが混戦状態。対戦成績はここまでソフトバンクに11勝11敗1分け、楽天に15勝7敗、ロッテに14勝6敗2分けだが「シーズンの成績は参考にならない。それよりファイナルステージで相手投手陣がどれだけ消耗しているか。例えば(ロッテの)佐々木朗希がファースト初戦に投げればファイナル初戦にはこないだろうし、短いイニングならくるかもしれないし。先発の順番で大きく変わるので今から対策もできないしね」(チーム関係者)ともみている。

 とはいえ、選手からすれば苦戦したイメージも残っており、中には「嫌なのはソフトバンク。柳田さん、近藤さん、中村さんとクリーンアップが強力だし、一度抑えてももう一度抑えられる保証はない。威圧感があって怖い」「経験豊富な選手が多いので底力はある」と宿敵ソフトバンクを気にする声も聞かれている。

 オリックスも先発の一角を担った新星・山下が腰椎分離症、首位打者を争う頓宮も疲労骨折で投打の主軸が離脱しており、短期決戦は何が起きるか分からない。圧倒的な投手力で3連覇を達成したが、油断は禁物だ。