NPBで生涯打率3割2厘、通算2186安打をマークし、今季は独立リーグ「大分B―リングス」でプレーしていた内川聖一内野手(41)が21日、現役引退を表明した。

 自身のSNSで「2023年シーズンをもちましてプロ野球選手を卒業します。昨年、NPBを引退し1年間大分B―リングスでプレーさせて頂き本日、2度目の引退のご報告をさせてもらえる事になりました」と発表した。

 昨季限りでNPBを引退。「最終的に自分が生まれ育った地で現役生活を終えたいという気持ちもあった。地元に野球で恩返ししたい」と現役最後の舞台として地元・大分でのプレーを選択していた。完全燃焼してユニホームを脱ぐことになった。

 横浜(現DeNA)、ソフトバンク、ヤクルトでプレーし、時には自らを追い込みながらもストイックに安打を積み重ねてきた。独立リーグでも最後まで内川らしい打撃を見せ続けるべく、高いプロ意識と緊張感を持って試合に臨んでいた。

 解説業なども行いながらで、入団当初は「野球を楽しむ」ことも口にしていた。ただ、いざユニホームを着て打席に立てば「いいものを見せないといけない。結果を出さないといけない」との思いは変わらなかったという。少しでも夢を追う選手たちへの刺激となるべくプレーした。

 引退発表のSNSでは「約33年間プレーヤーとしてやらせてもらいました。その生活が終わることへの寂しさもありますが、それと同時に少しホッとしてる自分がいるのも正直な気持ちです」と思いをつづった。

 24日に予定されている大分・臼杵での今季最終戦が引退試合となる。今後は未定ながら野球界への恩返しは続けていくつもり。大分県の障がい者スポーツアンバサダーに就任するなど地元での活動も継続していく。