女子プロレス「スターダム」のワールド王者・中野たむが、優勝戦線に踏みとどまった。

 20日のシングルの祭典「5★STAR GP」レッドスターズ公式戦(エディオンアリーナ大阪第2競技場)では、元ワールド王者の朱里と対戦。同ブロックは刀羅ナツコが勝ち点を12まで積み上げており、勝ち点9の中野が敗れれば脱落が決まる崖っぷちの一戦となった。

 序盤から蹴りの餌食となり、串刺しニーアタック、サッカーボールキックの連打を浴び苦しい展開を強いられた。それでも場外へのプランチャで意地を見せると、エルボー合戦では一歩も引かなかった。

 その後は攻守がめまぐるしく変わる激しい攻防が続き、両者ダウンする場面も。それでも中野が突進してきた朱里に蹴りの連打を放つと、非情な顔面蹴りを炸裂。最後はバイオレットスクリュードライバーが決まり、執念の3カウントを奪った。

 マイクを握った中野は「最強の朱里から生まれて初めて勝ったぞー!」と大絶叫。これで勝ち点を11とし、残るはメルティアの盟友・なつぽいとの最終公式戦(30日、横浜)を残すのみとなった。

 くしくもこの日、同じ大阪ではオリックがパ・リーグ優勝を決めたが、中野は「朱里が大切に大切に育ててきたこの赤いベルトのチャンピオンとして、2023年、5★STAR GP最終戦、なつぽいに絶対に勝って、今年こそ中野たむがアレします!」と宣言。史上初となるワールド王者でのリーグ戦制覇を果たしてみせる。