ボクシングイベント「LIVE BOXING 5」(18日、有明アリーナ)で、WBO世界スーパーフライ級王者・中谷潤人(25=MT)が同級6位のアルヒ・コルテス(28=メキシコ)を判定3―0で下し初防衛に成功した。

 序盤から中谷が強烈な左ストレートを放てば、コルテスは打ち終わりを狙ってパンチをまとめてくる緊迫感あふれる攻防が続いた。そして5R、中谷は強烈な左のボディーをさく裂させてダウンを奪う。立ち上がってきたコルテスにボディーを連打すると2度目のダウンを奪い、試合の主導権を握った。

 続く6Rには右ストレートをまともに浴びて窮地に陥ったものの、多彩な攻撃で追撃を許さない。9Rにはまたしても左のボディーで3度目のダウンを奪ってみせる。

 その後も試合を優位に進めた中谷は最終12Rでも怒とうのラッシュで攻め立てるが、粘るコルテスを仕留めきれず。とはいえ文句なしの判定勝利を収め、改めてその実力を証明した。

判定で勝ち名乗りを受ける中谷潤人(左)
判定で勝ち名乗りを受ける中谷潤人(左)

 今年5月に米国・ラスベガスでベルトを奪取。王者として凱旋を果たした中谷は「防衛戦という気持ちはなくて、しっかり勝つ、いいパフォーマンスをお見せしたいという気持ちで、今日も勝つことができたので、うれしく思います」と笑顔を見せた。

 最終Rまで果敢に攻めた姿勢について問われると「ノックアウトするって気持ちで出たんですけど、コルテス選手すごい気持ちが強かったですし、キャリアもある選手だったので。いい経験になりました」と振り返り「もっとノックアウトするシーンをお見せできるように頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします」とさらなる精進を誓った。

 これで中谷のプロ戦績は26戦全勝(19KO)。目標には王座統一を掲げており、同級で最も高い評価を得ているWBC王者のフアンフランシスコ・エストラダを標的に見据えている。WBA王者の井岡一翔もそのエストラーダを狙っているだけに、今後から目が離せなくなりそうだ。