ロック様がWWEに帰ってきたワケは――。前回のWWE・スマックダウン(SD)に、ハリウッドスターのドウェイン・ジョンソンこと元WWE王者のザ・ロック(51)がサプライズ登場。2019年10月のSD以来、約4年ぶりのWWE帰還を果たし、大きな話題を呼んでいる。

 元NFL選手のパット・マカフィーと元US王者オースティン・セオリーの口論中にさっとうとリングイン。コロラド州デンバーの観衆を熱狂させると、殴りかかってきたセオリーをスパインバスターで沈めた。最後は必殺ピープルズエルボーをぶち込み、小生意気なセオリーを撃退し、やんやの喝采を浴びた。17日には自身のX(旧ツイッター)を更新。「デンバーの観衆の反応に衝撃を受けた。1万4000人の観衆から10万人分の大歓声が沸き起こったんだ。俺様のキャリアの中で最もすさまじい観衆の反応トップ5に入るもの。とても感謝し、恐縮している」などと感謝のメッセージをつづった。

 WWEユニバース(ファン)の間では、早くも来年の祭典「レッスルマニア40」(4月6、7日、ペンシルベニア州フィラデルフィア)出場を期待する声が上がる。今年の「レッスルマニア39」でもWWEユニバーサル王者ローマン・レインズとの対戦が取りざたされたが、CCO(最高コンテンツ責任者)のトリプルHは会見で「無理なことだと思う。彼はとても忙しい」とコメント。ハリウッド俳優として大成功した元ライバルは超多忙な日々を送っており、リングに上がる準備ができる状況ではないとしていた。

 では、なぜ超多忙なロック様のWWE復帰が実現したのか? 多くの海外メディアが指摘するのが、ハリウッドの大規模ストライキとの関連性だ。米国では5月から全米脚本家組合、7月から全米映画俳優組合がストライキを実施している。

 米メディア「スポーツイラストレイテッド」グループの「ファンネイション」は「脚本家組合のストライキが続いているため、ドウェイン〝ザ・ロック〟ジョンソンは映画プロジェクトに取り組んでいない。プロモーションする映画も、出演する役も、新たに始める役もない。こうした状況が、ジョンソンのスケジュールに非常にまれな空白をつくり、SDでのスリリングな復帰につながった」と報道。ストライキの影響でハリウッドの映画撮影がストップしているため、ロック様のスケジュールに奇跡的な空きができたのだという。

 さらに同メディアは「今回のストライキによって、事実上レッスルマニア40のプランが変更され、ロック復帰の窓口ができた」とも指摘。果たして、ロック様の来年の祭典出場はあるのか? その相手は? 帰ってきた「ピープルズ・チャンピオン」がマット界の話題を独占しそうだ。