苦言の真意とは――。パ3位のソフトバンクは16日の日本ハム戦(エスコン)に1―3でサヨナラ負け。9回に守護神・オスナが万波に22号2ランを被弾し、残酷な幕切れとなった。
試合前には不測の事態がチームを襲った。今宮、中村晃、三森、嘉弥真の4選手が体調不良のため登録抹消。内野のレギュラー3人と貴重な中継ぎ左腕を欠く緊急事態に、森ヘッドコーチは「しょうがない。勝てるようにみんなで知恵を出し合ってやるしかない。とにかく一生懸命やるしかない」と懸命に前を向いたが、逆境をハネ返せなかった。
2位確保に向けた負けられない戦いが続く中で、窮地を嘆いて下を向いている暇はない。試合後、首脳陣の多くが悔しそうに唇をかみ締めていた。長谷川勇也打撃コーチ(38)もその一人だった。まずは「若い選手は経験がない分、われわれがサポートしないといけない」と責任を受け止めて自戒。その上でこう続けた。
「代わりに出た選手が一つも出塁できずに終わった。巡ってきたチャンスをモノにするということを、心の底から思っていたのか。ちょっと疑ってしまう結果だった」。現役時代に目をかけた増田とリチャード、三森と中村晃の代役を務めた野村勇と井上にあえて苦言を呈した。策を練る首脳陣、実績あるベテランや主力が死力を尽くして勝敗の責任を負う。ただ、それだけでは乗りきれない窮地で若き救世主の出現がチームを変える。
再び戦力が整うまでには時間がかかる。チームにとっては辛抱の時だが「彼ら(若手)にとってはチャンス」(長谷川コーチ)。苦言の真意を受け止める者が、次世代の主力を担うはずだ。












