バンテリンドームに衝撃が走った。中日は16日の巨人戦(バンテリン)に1―0で勝利。だが9回に4番手として登板した守護神・ライデル・マルティネス投手(26)があと一死でゲームセットという場面で体の異変を訴え、マウンドを降りるというアクシデントが発生した。

 球場が異様な空気に包まれたのはゲームセット直前の9回二死だった。この回からマウンドに上がったマルティネスは岡田を左邪飛、吉川を空振り三振に斬って取り、あっという間にツーアウト。だが、149キロのスプリットで吉川を三振に仕留めた直後、ベンチに異変を訴えると、落合ヘッド兼投手コーチがあわててマウンドへ。マルティネスは右手で右の腰部分を抑えながらベンチ裏へと下がった。

 試合は急きょマウンドにあがった5番手・藤嶋が後続を抑えて中日が勝利。だが48試合に登板して自責点わずか2(防御率0・39)と絶対的な信頼を置いている守護神のアクシデントは中日にとって大きな心配の種だ。32セーブのマルティネスは現在、岩崎(阪神)と並んでセーブ数トップだが、2年連続セーブ王のタイトル獲得に黄信号が灯った。