ついに歓喜の「アレ」の瞬間を迎えた。阪神は14日の巨人戦(甲子園)に4―3で勝利し、2005年以来、18年ぶり6度目のリーグ制覇を達成した。9月14日での優勝は球団史上最速となった。

 試合後、マウンド付近に集まった虎ナインの手で6度宙に舞った岡田彰布監督(65)は「まさか9月にこんなに強くなるとは思ってなかったんで。ちょっと勝ち過ぎましたね。だから、ちょっと早いかも分からないですけど、これはみんなが力をつけた。これは選手のおかげ」と悲願の「アレ」をかみしめた。

 リーグ優勝へマジックを「1」としていた阪神は、これで9月負けなしで1982年以来、41年ぶりとなる怒涛(どとう)の11連勝を飾り、一気に頂点へ。6回に大山悠輔内野手(28)の中犠飛で先制。さらに二死一塁で佐藤輝明内野手(24)が2戦連発となる豪快な20号2ランをバックスクリーンへたたき込むと、今季甲子園最多となる4万2648人の大観衆が総立ちとなった。

 投げては先発の才木浩人(24)が7回3安打1失点と好投し今季8勝目(5敗)をマーク。8回は岩貞祐太(32)、石井大智(26)、島本浩也(30)と3投手によるマシンガン継投を見せると、9回は守護神・岩崎優(32)が試合を締めて32セーブ目を挙げた。

 就任1年目して岡田監督は史上最強ともいえる虎軍団をつくり上げた。