元教え子たちの奮闘はどう映ったのか。2021年の春季キャンプで阪神の臨時コーチを務めた巨人・川相昌弘総合コーチ(58)が〝古巣〟の優勝に複雑な胸中を明かした。
巨人は14日の阪神戦(甲子園)に3―4で敗れ18年ぶりのリーグ優勝を許した。川相コーチにとって猛虎ナインはペナントを争う敵と同時に、元教え子でもある。
今季の阪神はセ・ワースト2位の73失策ながら内野陣の守備力は目に見えて向上。川相コーチは「岡田監督がポジションを固定したことが大きい。中野をショートからセカンドに回したのは、小幡や木浪の方がスローイングがいいからだろう。自分が臨時コーチをやっている時もその方がいいと感じていた」と振り返った。
当時、「読売新聞スポーツアドバイザー」を務めていた川相コーチに3年連続リーグワースト失策となった阪神が異例のオファー。同コーチは読売サイドに許可を得て快諾すると大山、木浪はもちろん新人のドラ1・佐藤輝、ドラ6・中野らと3週間にわたり汗を流した。
「中野と小幡が一番練習した。ボール転がして、タッチプレーとか送球とか。意識を高く持って継続すること。本来なら1~2年でできるものじゃない。(自身の指導が)いいキッカケになったならそれは良かった。野球人として基本的なことが大事なんだということを伝えたかった」(川相コーチ)
もちろん永遠のライバルとして、ただ感心しているわけにはいかない。チームはCSからの下克上を狙う。「ウチも今以上に守備を固めていかないといけない」と同コーチは現在、セ最少49失策の巨人守備陣をさらに強化していくつもりだ。












