右脇腹を痛めているエンゼルスの大谷翔平投手(29)は11日(日本時間12日)に敵地シアトルでのマリナーズ戦で「2番・DH」で8試合ぶりに先発メンバーに名を連ねたが、約1時間後に取り消された。

 そんななか、ロサンゼルスタイムズ紙のサラ・バレンズエラ記者は11日に「落ちたエンゼルス…あと18試合の見どころ」と題し、9年連続でプレーオフ争いから脱落したエンゼルスの魅力を紹介した。

「またしても負け越しシーズンとなったが、なおも数千人、数万人のエンゼルスファンが球場を訪れており、先週のホームでの試合で観客動員数が最少だったのは火曜日のオリオールズ戦で2万2496人。残り18試合を観戦する価値がエンゼルスにはある」として、「大谷翔平」「天使たち(若手選手)」「ビッグ・リターン」の3つを挙げた。

 同記者は「多くの野球ファンが二刀流スターを見に球場に来ている。ヤンキー・スタジアムのチームストアで大谷のユニホームを、しかも英語表記と日本語表記両方で売っているくらいだ。大谷は利き腕の靭帯に断裂があることから今季はもう投球せず、確かに大谷の登板日がよく人々を引きつけてはいたが、球界最高打者の一人に会える可能性を求めて試合に行くこと自体が見ものである」とつづった。

 故障や負傷による離脱者が多かったエンゼルスではあるが、その裏で新人選手らが台頭したのも事実。まぎれもなく「天使たち」だ。ローガン・オハピー捕手(23)は開幕戦にマスクをかぶった。ザカリー・ネト内野手(22)は遊撃の定位置を確保。ベンジャミン・ジョイス投手(22)は平均球速101・3マイル(約163キロ)と剛腕ぶりを披露した。ノーラン・シャヌエル内野手(21)は今年7月のドラフト1巡目(全体11位)で指名され、8月18日にメジャーデビューを果たし、ともに球団新記録の10試合連続安打、17試合連続出塁(継続中)を記録。明るい未来の片鱗を見せている。

 そして大谷と並びエンゼルスが誇る主砲マイク・トラウト外野手(32)とアンソニー・レンドン内野手(33)の復帰だ。負傷者リスト入り(IL)している2人はともにリハビリ中。ただ、10月1日(同2日)の今季最終戦前に彼らが復帰する可能性はゼロではなく、エンゼルスの大きな魅力の一つであるとした。

 大谷が豪快なアーチを放つ姿を今季中に見ることができるか。