【台湾発】9日に行われた野球のU―18W杯(台北・天母野球場)台湾戦に2―5で敗戦。開催国相手にアウェーの洗礼を浴びた。
初回に4番・武田の適時打で1点を先制した日本だったが、台湾打線も負けじと奮起。先発右腕・高橋が先頭から2者連続四球、その後に一死一、三塁とピンチを招くと、ワン・ニェンハオの打球を右翼・知花が痛恨の落球。あっさりと同点に追いつかれると、続くリン・チアウェイの打席で高橋が暴投して勝ち越し点も献上。最後は適時打も許し、一挙3点を奪われた。
その後も2番手・森が2、3回とそれぞれ1点を失い、点差が拡大。6回には高中での適時打でなんとか1点を返したものの、これが精いっぱい。翌10日の決勝戦に向けた前哨戦は黒星となった。
ここまで強固な守備を誇ってきた若侍たちだったが、ここにきて球場の異様な雰囲気に飲み込まれたか。三塁側のスタンドには席を埋め尽くすほどの台湾ファンが集結。チアガールたちのダンスと掛け声に合わせて大声援を送っており、日本にとっては完全なアウェー環境となっていた。
これには馬淵監督も「(初回に)1点取った後の先頭打者の四球はね、疲れなのか、完全アウェーで舞い上がってしまったのか…。ああいう流れになってしまうと『わっしょいわっしょい』になるんですよね。3回で5―1は厳しいですよ、7イニング制で」と嘆き節。
超満員の夏の甲子園でプレーした経験のある選手も多いチームではあるが「甲子園より応援が過激(笑い)。だって普通、投手がモーション起こしたら応援はしたらいかんのにって。それでも平気で(笑い)。これがお国柄なんでしょうけどね」と台湾の異次元の熱量に驚きを隠せなかった。
とは言え、あくまでこの試合が持つ意味は前哨戦に過ぎない。「明日に向けてのいい経験だと思うんですよね。このアウェー感が経験できただけでもね。負けてええ勝負はないと思っているんですけど、今日勝って明日負けるのが一番悔しいです。明日が勝てるかどうかが勝負なので。こっちも意地がありますからねぇ。頑張ります」と正真正銘、最後の大一番に向けて兜の緒を強く締めた。













