巨人・原辰徳監督(65)が2日のDeNA戦(横浜)で4―12と大量にリードされた8回、マウンドに北村拓己内野手(28)を送った。

 高校から三塁手の北村は初球ストライクを入れ先頭を抑えたものの、一死から山本に3号ソロを左翼スタンドに運ばれた。結局、打者4人に14球を投げ、1安打1失点。死球や打者に近いボールを投げることなく、役割をまっとうした。

 この時点で残された選択肢は7回に投げた菊地の続投かバルドナード、中川の「勝ち継投」の投入だった。原監督は2020年8月6日の阪神戦(甲子園)でも野手の増田大をマウンドに送っている。

8回のマウンドに上がった巨人・北村拓己
8回のマウンドに上がった巨人・北村拓己

 4―13と2戦連続の大敗に指揮官は「やっぱり(7回に)4―3になった時点でね。3点だっけ? あれが重かったね」と高梨、ビーディの被弾に渋い顔。その上で「でも、よく北村が台所事情というか、ピッチャー陣を助けてくれました。監督としてもね、ああいう練習はさせていないけれども、非常に感謝します」とたたえた。

 BS―TBSの中継で解説していた球団OB・槙原寛己氏が「残念です」と話すと、SNS上でも「相手に失礼」「投手を温存するには最善策」と采配へ賛否両論が沸き起こった。

 批判を覚悟でそれでも3日の同カードの勝利の確率を高めるため、手をつくした指揮官は「また明日から頑張ります」と前を向いた。