パ3位のソフトバンクは2日の西武戦(ベルーナ)に6―2の快勝。打線が〝鬼門〟と化していた所沢で28イニングぶりに得点を奪い、相性のよくなかった獅子のエース・高橋光成を見事に攻略した。投げては板東が6回途中2失点で5勝目。2位・ロッテが4位・楽天に敗れたため、2位とのゲーム差を4に縮めた。

 意地を見せるように、不名誉な記録に終止符を打った。前日までベルーナドームでは3試合連続の零封負け。27イニング連続無得点で迎えた初回に奪った先制点が大きかった。先頭・三森が左前打を放ち、続く今宮が初球に犠打を決めて4球で先制機をお膳立て。柳田が四球でつなぎ、4番・近藤が〝呪縛″を解いた。外角低めフォークを中前へ弾き返す技ありの適時打で貴重な先制点を叩き出した。

 1―1で迎えた4回は、先頭・近藤が相手失策で出塁すると、ベンチが動いた。続く中村晃の初球にエンドランを決めて無死一、三塁。鮮やかな攻撃で相手に重圧をかけた。柳町の四球で満塁とした後、上林は二ゴロに倒れたが、続く野村勇の初球に捕逸で勝ち越し成功。さらに野村勇が右犠飛を放ってリードを広げ、甲斐の9号2ランでビッグイニングをつくった。

 5回にも柳田が中越え二塁打で好機を演出し、二死三塁から柳町の遊撃への適時内野安打で効果的に加点。今季は戦前まで高橋に対戦防御率1・04と抑え込まれ、2勝を献上していたが、5度目の対決で初めて黒星をつけた。

 前夜の完封負け直後に「いい投手ばかり来るけど、いいから打てないじゃ困る」とハッパをかけていた藤本監督もご満悦の天敵攻略。優勝から上位進出へ目標の下方修正をしいられた鷹だが、辛抱の先に必ず光が差すはずだ。