また〝魔の左中間〟で…。巨人が19日の広島戦(マツダ)に3―6で敗れ、勝率5割に逆戻りするとともに、早くも今季の広島戦の負け越しが決定した。
試合の分岐点となったのは5回の拙守だった。一死から相手先発投手・森下がやや中堅寄りに打ち上げた飛球を、落下地点に向かった中堅手・丸と左翼手・秋広がどちらも捕球せずお見合い。ポトリと落ちて二塁打となり、ここから一気に3点を失った。前夜(18日)の同戦では、中堅・ブリンソンと左翼・秋広が捕球に向かって交錯した末に落球(記録は秋広の失策)。試合には勝利したが、終盤戦に向けて大きな不安材料となる。
この日も球場内から観戦した本紙専属評論家の大下剛史氏は「強いチームはセンターラインが強く、そうそう動かすものではない。捕手、二遊間、そして中堅。中堅と左翼は二遊間と同じくコンビだ。声をかけ合うなど連係を深めなければならない。チーム事情もあるだろうが、この時期にこういうミスが出ることが、今の順位を物語っているだろう」と指摘した。
この日までに107試合を消化し、中堅で先発出場したのは新助っ人のブリンソンが64試合で最多。昨季まで不動の中堅手だった丸も19試合出場しているが、今季は右翼を主戦場としている。左翼は秋広が60試合で最多ながら、高卒3年目で一軍では今季が実質1年目。左翼のほかにも右翼や一塁も守れるユーティリティーぶりも強みである一方、まだまだ成長過程にある。
試合後の原辰徳監督(65)に「不徳の致すところ。指導力不足」と頭を下げた。シーズンは残り36試合となっても勝率5割付近を行ったり来たりを続け、リーグ4位のまま。守備のミスで足踏みしている時間はない。監督とコーチ、選手が一体となり、早急に解決していかなければAクラスへの浮上も見えてこない。













