夏休み中の岸田文雄首相が頭の痛い決断を迫られることになりそうだ。16日に山梨県内で元首相の森喜朗氏、小泉純一郎氏、麻生太郎氏らとゴルフを行う予定で、参加を巡って物議を醸すことになりそうだ。

 歴代首相のほかに茂木敏充幹事長らも加わるコンペは、ゴルフ好きだった安倍晋三元首相を追悼する意味合いで行われる。前日には夕食会が開かれ、来月に予定される内閣改造・党役員人事へ向けて、派閥領袖らが集まる中での腹の探り合いの場にもなる。

 岸田首相はゴルフ好きとあって、11日から取っている夏休みの息抜きにもなるところだが、とにかくタイミングが悪い。台風7号の影響で、12~13日には静岡の農山漁村に宿泊予定だったところ、東京の百貨店で買い物に変更した。

 予報だと台風7号は15日に近畿・四国地方に上陸し、コンペ当日の16日には日本海に抜ける。会場となる山梨は当日小雨の見込みだが、中止とはならなそう。ただ台風を通過するエリアを中心に被害がどう出るか分からない中でのゴルフが批判にさらされることは確実だ。

 岸田政権は支持率がダダ下がりで、危険水域とされる20%台まで転落している。「本来は休みと関係なしで、台風への警戒を呼び掛けてもいいほど。2001年にハワイ沖でえひめ丸が沈没した時にゴルフを切り上げずに批判された森元首相とのコンペで、悪い記憶がよみがえってくる。ゴルフへの参加は一刻も早く取りやめるべき」(永田町関係者)

 先月には自民党女性局のフランス研修も火だるまになった中、政権の行方を左右するコンペとなるかもしれない。