全日本プロレスの〝大型ルーキー〟安齊勇馬(24)が、方舟マットの洗礼を浴びた。
ノアのシングルリーグ戦「N―1 VICTORY 2023」Bブロック公式戦(9日、後楽園ホール)では、潮崎豪(41)と対戦。6日の開幕戦(横浜)でランス・アノアイに敗れ黒星発進となった安齊は、ロープブレークの際にエルボーを叩き込むなど積極的に前に出た。
場外戦では鉄柵に投げられても、すぐさまショルダータックルで応戦。全日本所属時代には3冠ヘビー級王座を巻いた先輩を前に、一歩も引かなかった。
だが、5分過ぎから苦しい展開を強いられた。場外マット上にボディースラムで叩きつけられ、重い逆水平チョップが胸板を引き裂く。
フラフラになりながらも、「安齊コール」を背にフロントスープレックス、ジャンピングニー、人間風車、延髄斬りで意地を見せたが、潮崎の非情な攻撃は続いた。
まるでノアの歴史を叩き込まれるかのように、団体創設者の故三沢光晴さんをほうふつとさせるローリングエルボー、ランニングエルボーを立て続けにくらい、最後は至近距離からの豪腕ラリアートに沈んだ。
試合後は潮崎から引き起こされ奮闘をねぎらわれたものの、安齊は握手を拒否。「握手はしねえよ! 俺がいつか全日本を代表する選手になったらリベンジマッチだ。その時まで全日本プロレス・安齊勇馬の名前、忘れんなよ!」と吐き捨てた。
全日本の興行を休んでN―1に出場しているため、このままでは帰れない。試練のリーグ戦で爪痕を残すことはできるのか。











