7月30日に閉幕した水泳の世界選手権で21世紀以降最少となる銅メダル2個に終わった競泳日本代表を巡り、大きな波紋が広がっている。

 五輪2大会代表の五十嵐千尋(28=T&G)は8日、自身のSNSを更新。「東京オリンピック以降から明らかに日本チームは世界から出遅れています。私は約10年ほど代表を経験してきましたが、今回の福岡の世界水泳はかなり厳しい結果です。原因のひとつとしては、日水連が選手に対してアスリートファーストではなくなってしまったからだと思います。選手が不満を持っていれば、結果を出せるはずがないです。結果だけを選手に求めて、サポートする環境もなく、選手に向けて具体的な対策、改革が無ければ今後も変わることはないです。もっと選手の意見に耳を傾けるべきです」などと訴えた。

 この投稿には多くの競泳関係者が反応。ロンドン五輪男子200メートル平泳ぎ銅メダルの立石諒氏(34)は「現役の代表にここまで言わせたら絶対ダメでしょ。選手が結果出せなかったのは私たちの責任ですってなんで言えないのかね?言い訳並べてないで大人が責任とって行動するべき。一度連盟の役員たちの改革が必要だと思います。責任を全て負ってでも先頭をきれる人が必要だと思いますね」と連盟に苦言を呈した。

 さらに北京五輪男子400メートルメドレーリレー銅メダルの宮下純一氏(39)は「代表選手達がSOSを出している。現役選手がSNSを通じてここまでのことを発信するのは勇気もいるし本当に話を聞いて欲しい、変わって欲しいという思いの何物でもないと思います。色々な選手から話を聞いていますが声が本当に届いて欲しい」と切実な思いをつづった。

 多くの競泳ファンも五十嵐の見解に反応。「どこの競技団体も昭和の悪い風習を引きずっていると感じている」「日水連は危機感を持っているのだろうか?」「中国や韓国にすら置いていかれた現状には水連も耳を傾けざるを得ない」と共感の声が相次ぐ一方で「具体的にどの辺のことなのかモヤモヤするんよね。根拠がないのは」「選手がどんな状況に置かれているのか、具体的な説明がほしい」などと冷静な指摘も見受けられる。