エンゼルスの大谷翔平投手(29)はメジャー初の2度目の満票MVPに選出されるか。米経済誌フォーブス(電子版)は31日(日本時間1日)に「大谷翔平がメジャーリーグ初の2度満場一致MVPに輝く可能性」と題して可能性を検証した。

 1931年から始まった全米野球記者協会(BBWAA)のMVP投票でア・リーグでは大谷を含めた11人、ナ・リーグでは8人が満票で受賞しているが、複数回はいない。

 同誌は「大谷にとって(2021年の)MVP獲得はかなりの成果だったが、今季の大谷は、これまでよりさらに良い」と評価。

 大谷が現時点MVPレースを圧倒的にリードしているため、米スポーツ賭博サイト「ロトワイヤー」のア・リーグMVPオッズは「-10000」と見たこともない数字だ。20ドル(約2850円)賭けて見返りはわずか20セント(約28・5円)。「彼に賭けるくらいなら、オンラインの普通預金やリスクの少ない投資にお金を預けた方が、よほどお金になる」としている。

 近年、MVPレースで重視されるWARでも打者としてリーグトップの4・9、投手を加えると合計7・7で、2位のゲリット・コール(ヤンキース)の4・8を大きく上回る。昨季MVPに輝いたアーロン・ジャッジ(ヤンキース)は10・6で大谷は9・6だった。

 その上で「しかしそれでも、過去に確実に満票と思われたが1~2票の差などで逃したケースが多くある」と、満場一致の難しさを強調した。昨季のジャッジも1位票は28票で大谷が2票獲得している。

 00年以降の満票受賞者はバリー・ボンズ(ジャイアンツ=02年)、アルバート・プホルス(カージナルス=09年)、マイク・トラウト(エンゼルス=14年)、ブライス・ハーパー(ナショナルズ=15年)、大谷の5人だけ。同誌は「今季の大谷を見ていたら満票受賞すべきだと思うが、歴史を見ると、全員一致の投票がいかにまれであるかが分かる」と締めくくった。今季のア・リーグで大谷以外に1位票を投じるのは難しいと思うが…。