エンゼルスの大谷翔平投手(29)は31日(日本時間1日)に敵地アトランタでのブレーブス戦に「2番・DH」で先発出場し、3打数2安打、2四死球だった。打率3割5厘。チームは4―1で勝って2連勝。貯金5とした。

 敵地トゥルーイスト・パークが騒然となったのは4―1の9回無死一、二塁だった。マウンドは4番手のルーキー右腕ヘルナンデス。2ストライクからの3球目、95・6マイル(約153・9キロ)の内角高めのフォーシームにバットを振り抜いた。角度36度、打球速度101・2マイル(約162・9キロ)で夜空へ高々と打ち上げると中堅後方へ一直線。背走した中堅手・ハリスがフェンス際でグラブを差し出しながらジャンプして捕球した。息を止めて見守っていたファンは大歓声。飛距離404フィート(約123・1メートル)の大飛球はジャンプするタイミングが少しでもズレていたら〝40号〟だった。

 相手先発は39歳の剛球右腕モートン。通算6打数無安打だ。先頭レンヒーフォの10号ソロで先制した直後の初回はカウント1―1からカーブが左足のスネ付近を直撃する死球。笑顔で一塁に向かった。2回二死三塁は申告敬遠。これで3試合連続で、今季13個目はメジャートップだ。

 2―0の4回二死一塁は初球、外角高めのフォーシームをフルスイング。113・3マイル(約182・3キロ)の弾丸ライナーは右前に着弾した。

 3―1の7回先頭は2番手の左腕ミンターと対戦。カウント2―2からの6球目、外角のカットボールを強打。痛烈なゴロは右前に抜けた。マルチ安打は3試合ぶり、今季31度目だ。

 前日30日(同31日)にロッキーズからトレード移籍したばかりのクローンが「3番・一塁」、グリチェクが「7番・左翼」で先発出場した。グリチェクは1―0の4回先頭で9号ソロ、クローンは3―1の9回一死二、三塁で中前に適時打と期待通りの活躍。26日(同27日)にホワイトソックスからトレードで加入した右腕ロペスは8回一死無走者で4番手で登板し、1回2/3を無安打、2四球3三振と好投し、メジャー最強のブレーブス戦の勝利に貢献した。まだ1試合目だが、「買い手」に回った戦略は大成功だ。

 1日(同2日)の相手先発は今季メジャー2位の11勝(3敗)を挙げ、メジャートップの199奪三振をマークしている右腕ストライダー。よもや逃げることはないだろう。8月初戦で2年ぶりの40号に期待だ。