ついに〝救世主〟が一軍マウンドに登場するのか。最下位・中日は28日の巨人戦(東京ドーム)に5―11と大敗。借金は今季ワーストを更新する18まで膨れ上がった。

 大誤算だったのは先発した涌井秀章投手(37)だ。西武時代の2005年以来、18年ぶりとなる自己最短タイの1回0/3で、6失点KOされ、両リーグワーストとなる11敗目(3勝)を喫した。

 これには首脳陣も調子の上がらないベテラン右腕の登録抹消を決断。涌井は「毎試合、迷惑をかけている。1回で劇的に良くなることはないと思うが、(修正ポイントに)早く気づくか遅く気づくか。元通りになるのか、もっと良くなるのか、それが合わなかったりとか、そういうのを繰り返してやってきている。できるだけ早く自分の思った通りのところにたどり着けるようにやるだけ」と必死で前を向いた。

 涌井に代わって先発ローテの一角として満を持して昇格しそうなのが、根尾昂投手(23)だ。26日のウエスタン・オリックス戦(舞洲)に先発し、7回8安打2失点の好投を披露し、これで二軍戦では4戦連続のクオリティースタート(6回以上、自責3以下)と安定した投球を見せている。

 チーム関係者は「先に昇格したドラフト1位の仲地も26日にプロ初勝利を挙げたし、根尾にとっても発奮材料になっているはず。二軍で順調に結果を残しているし、涌井の穴を埋めてほしい」と期待を寄せている。

 最下位からの巻き返しのカンフル剤として、根尾が一軍マウンドで躍動する姿が見られるか。