オールスター第1戦が19日にバンテリンドームで開催され、全セは全パに1―8の完敗を喫した。
その全セの中心にいたのは、今季から巨人のキャプテンを務める岡本和真内野手(27)だった。試合前に全セ主将の就任を正式に伝えられ「5番・DH」としてフル出場。結果は右飛、空振り三振、遊飛、中飛の4打数無安打でいいところを見せられなかったが、名だたるスターの中でも独特なほんわかキャラは健在だった。
試合前のベンチ前で声出し役を任されると、やや散らばっていた面々に向かって「小さくなってぇ~」と〝集合〟の号令。自らの指示に従ったメンバーを見渡すと満足そうに「皆さん、集結しましたね」と切り出し「いつもは敵で憎い相手もいるかもしれないですけど、今日明日だけは仲良くして、思い切ってケガなくプレーしていきましょう。さあいこう!」とチームを鼓舞した。
本人は至って真剣に思いを伝えただけ…のはず。しかし、どんなにマジメに話しても何とも言えない間合いや、どことなくすっとぼけたかのようなキャラクターが周囲を和ませる。どんな大打者に成長しても、先輩からも後輩からもイジられるのは天性のものだろう。球団の垣根も越え、全セのナインからなぜか笑いが起きたのも、岡本和が持つ才能の一つに違いない。
オールスター第2戦は20日にマツダスタジアムで行われる。お祭りとはいえ、どこかに秘めた完敗の悔しさをバネに、5度目の出場で待望の球宴初アーチが飛び出すかもしれない。












