元陸上女子棒高跳びの五輪金メダリスト、エレーナ・イシンバエワ氏(41=ロシア)がロシアで窮地に立たされている。
同氏についてはスペインメディア「el digital sur」が、「ロシア軍少佐、エレーナ・イシンバエワがテネリフェ島にいる」と報道。現役時代ロシア軍のスポーツクラブ「CSKA」に所属し少佐の階級を持つ同氏が、ロシアによる侵攻と戦うウクライナを強く支持するスペインに滞在していることに疑問を投げかけた。
これに対し、イシンバエワ氏はSNSでロシア軍とは関係ないことを強調。「ロシアでは他の欧州諸国と同じで、スポーツクラブに所属する。2018年までCSKAに所属していたが、ロシア連邦の軍隊に仕えたことはなく、現在話題になっている軍の階級は名目上のもの」「国際オリンピック委員会(IOC)の活動を再開する」「私は下院議員でも党員でもなかった。私の職業はスポーツ」「私は平和の人だ」などとスペイン語で訴えた。
しかし、これがロシアで猛反発を受けてしまった。ロシアメディア「チャンピオナット」は「確かにCSKAの選手たちは完全な意味での軍人ではない。しかし、称号は『名目』でも、そのための特権や金銭はかなり現実的なものであったことを認識せざるを得ない。イシンバエワはこのことを思い出したくないようだ」と批判。
「イシンバエワはロシアを見捨てたようだ。彼女はわが国で本当に愛されていただけに、残念でならない」と記した。
また同国メディア「スポーツ」も「苦しい言い訳をしている」と反発。軍服を着ている写真とともに報じた。陸上の元女王が、苦しい立場に置かれているようだ。












