阪神は8日のヤクルト戦(甲子園)に2―3で敗れ2連敗。攻守の要・近本を負傷離脱で欠く阪神打線はこの日もつながりを欠き、不快指数の高い敗北を味わった。
どんよりとしたくもり空。まとわりつくような湿気。投手陣の頑張りに応えられない打線のつながりの悪さと拙攻。モニターには岡田彰布監督(65)の仏頂面が何度も映し出された。
この日の最大のポイントは6回の攻撃だ。大山の適時左翼線二塁打で1―1の同点に追いつき、なおも一死二、三塁と勝ち越しの大チャンスで打席に入ったミエセスは、中堅へ飛球を打ち上げる。犠牲フライには十分な距離だった。
三走・ノイジーはしっかりとスタートを切り本塁を踏む。2―1の勝ち越しに成功したかと思いきや、三塁へのタッチアップを同時に狙った二走の大山が、相手中継守備の好判断もあり三塁でタッチアウトに。ノイジーの生還よりも大山の三塁アウトが先と判断され、1―1のまま、3アウトチェンジとなってしまった。
最悪の流れのまま、ゲームは7回のヤクルトの攻撃へ。ここまで最少失点でしのいできた先発・伊藤将は二死満塁のピンチを招くと代打・川端に決勝の2点中前適時打を献上しスコアは1―3に。115球の力投はまたも報われなかった。
試合後の岡田監督は6回の攻撃について「前の試合から走塁ミスばっかりやろ。考えられへんけどな。なんでサードコーチャーも(大山を)止めへんのやろ…。こんなん、野球やっとったら分かるやろ! 野球をもっと見て勉強せえへんと。あわよくばとか裏をかくとかいらんねん。接戦でな」と大山に対して怒りを隠せなかった。
指揮官からやり玉に挙げられた大山は「自分のミス。あれでチームの流れを止めてしまいましたし、相手を勢いづけてしまった。もっと冷静に判断するべきでしたし、チームに迷惑をかけて申し訳ないです」と語り、クラブハウスへ引き揚げた。背番号3はこの日4打数3安打1打点。猛打賞の活躍も、たった一つの判断ミスで台無しになってしまった。












