東京女子プロレスのプリンセス・オブ・プリンセス王者、瑞希(28)が、ビッグマッチのメインを締めくくった。

 8日に東京・大田区総合体育館で行われたV3戦で伊藤麻希(27)と対戦。2017年9月に伊藤の呼びかけで「伊藤リスペクト軍団」に加入した瑞希は、伊藤と同王座をかけて戦うことを約束。だが当時の王者・才木玲佳に敗れ、団体最高峰王座をかけた2人の戦いは約6年もの間、実現しなかった。

 序盤にエプロンからの断崖式DDTをくらった王者は苦しい戦いを強いられた。さらに伊藤パニッシュ(変型逆エビ固め)、伊藤スペシャル(変型テキサス式四つ葉固め)で追い込まれる。

 だが挑戦者の腰を狙ったダイビングフットスタンプで流れを変えると、バックハンドブローが命中。最後はキューティースペシャル(変型ブロックバスターホールド)で24分29秒の激闘を制した。

 試合後、瑞希は「伊藤さんがずっと過去のことを『黒歴史』とか言ってて。そうなのかなと思ったりしたけど、やっぱり私たちが一緒に平行線で歩んできた道は間違ってなかった。今日は勝ったけど、やっぱり伊藤さんが私のライバルです」と挑戦者をたたえた。

 すると伊藤は「伊藤リスペクト軍団とか言って一緒にやっていたけど、いつの間にお前はドンドン強くなってて。嫉妬することしかできなかった。それを伊藤は黒歴史って言ってる」としつつ、「でも、気づいたらお前とこの大田区のメインを飾っていて、やっと同じ目線に立てたと思っている。だから言えるけど、今の伊藤は、お前をライバルというかリスペクトしている。本当におめでとう」と語り、2人は熱い抱擁を交わした。

 これで王者としてシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」(15日、両国で開幕)に臨むことが決まった瑞希は「私はトーナメント、強いので。優勝して防衛戦の相手は私が指名したいと思います」ときっぱり。夏の主役は譲らない。