まさかのストレスフリー? 巨人は28日のヤクルト戦(盛岡)で先発の左腕・グリフィンが2本の3ランを被弾。打線も振るわず7回表無死で降雨コールドにより0―6で3連敗を喫した。坂本勇人内野手(34)が右太もも肉離れで離脱するなど苦戦が続く中、意外にも原辰徳監督(64)は「ノーストレス」であることが判明した。
中10日で雨の中、腕を振ったグリフィンが3回に山田、6回には長岡の3ランを被弾。天気にも泣かされて3連敗となった原監督は「(グリフィンは)ボールそのものはそんなに悪くなかったですね。まあ結果的に…ということですね」と助っ人左腕をかばい「この天気も致し方ないところですね。いいように考えて頑張ります」と切り替えた。
交流戦を11勝7敗で終えたものの、再開されたリーグ戦では坂本が出場選手登録を抹消された24日の広島戦から3連敗。最大5つあった貯金も1まで減った。V奪回を目指す指揮官のストレスたるや想像に難くないが、意外にも〝医学的〟には「ノーストレス」だという。
いったいどういうことなのか? 巨人は2021年12月に順天堂大学と選手のコンディショニングに関する学術指導契約を締結。自律神経の権威である小林弘幸教授が首脳陣、選手の手の指から脈波を定期的に計測することで精神状態を把握している。
同教授と長年、親交がある大久保博元打撃チーフコーチ(56)は「監督はやばいですね。5月のチーム連敗時に計測したデータで全くストレスがなかった。小林先生に聞いたら『(原監督の数値を)学会にかけるレベルだ』と。僕も散々機械で計測してきたけど、あんな数値は見たことなかった」と目を丸くした。
監督17年目での通算成績は1255勝989敗89分け。勝利数は歴代単独9位で、敗戦数は歴代10位。指揮官として酸いも甘いも両方経験しており、いちいち勝った負けたで一喜一憂することもないということなのだろうか。実際に数値を聞いた原監督は「俺にとっては普通。何をもって異常だと(笑い)。俺はいつもノンストレス」と豪快に笑った。大久保コーチの楽天監督時代(2015年)はストレスが数値に出ていたという。そんな過去の事例にも指揮官は「(大久保コーチには)『何で? 監督やれて好きなことやれて何が嫌なの?』と(言った)」と首をかしげる。
常に勝利を期待される立場で、敗戦を必要以上に引きずることはマイナスでしかない。5月に巨人OBの岡崎郁氏のユーチューブチャンネル「アスリートアカデミア」に出演した際も「あまりストレス等々は感じていませんよ」と語っていたが、それが〝医学的〟にも証明された形だ。
指揮官の精神面での安定はナインにとっても心強いはず。指揮官の「鋼のメンタル」のもと、巨人が再びチームの勢いを取り戻せるか注目だ。












