トンネルの先に光が見えた。広島の秋山翔吾外野手(35)が27日のDeNA戦(マツダ)に「3番・中堅」で先発出場。試合前まで6月は打率1割6分4厘、5打点と苦しんでいたが、この日は3打数1安打2打点の活躍でチームを勝利に導いた。

 菊池、ターリーとお立ち台に上がった秋山は「(8回の決勝)犠飛の時も初回の打点の時もチャンスをつくってくれた彼(菊池)のおかげで凡打が凡打じゃなくなっている。僕より安どしているファンの皆さんがいたなと感じた。すいませんでした」と語った。

 希代のヒットメーカーが苦しんで苦しみ抜いた。「今、自分はこれがいいかな、あれがいいかなと引き出しをガチャガチャ開けたり閉めたりしている感じですね」と秋山。24日の試合後には今年初めて室内練習場で打ち込み、前日26日には休日返上で練習を行った。

 秋山はその理由をこう説明する。「頭の中がゴチャゴチャしてて、何もできないで終わるぐらいなら打つか、みたいな感じだったので。ダメな時に休んでどうにかなると思えない。5分でも10分でも(練習して)。ライオンズの時もそういう感じでした」

 まだ〝完全復調〟ではない。「いい状態が続いていない感じなので、あんまり手応えもない」。それでも自身を「時間をかけないと結果が出ないタイプなので」と表現する秋山は「1か月、2か月たって、それが何かヒントとなって出てきたらそれでもいい」と前向きだった。