ベテランの〝技〟が冴えわたった。中日・涌井秀章投手(37)が25日のヤクルト戦(バンテリン)に先発し、移籍後4度目となる本拠地登板でついに初勝利を飾った。
112球の熱投を見せ、ツバメ打線を6回1失点に抑え、今季3勝目(7敗)。チームを5―1の勝利に導き、今月9日以来、16日ぶりに最下位脱出となった。
試合後、投のヒーローとなった涌井は「ようやくドアラ(の人形)がもらえたので、すごいうれしいです」と喜びを語りつつも、ドアラ人形の顔面を鷲づかみにしたり、首を締めるような〝ぞんざい〟な持ち方をしてファンの爆笑を誘った。
打のヒーローとなった細川とともにお立ち台に上がったベテラン右腕は「細川がいつも『ご飯食べさせてくれ』と、すごいアピールしてくるので、ようやくこうやって2人でお立ち台に立てて、お金を使ってきた甲斐があったかなと」と真顔で話して観衆の笑いを取ると、細川から「またお肉を食べさせてほしいです」とおねだりされた。
涌井は自身のSNSで、細川ら後輩たちとしゃぶしゃぶなどで食事会をする様子を投稿。そのため19年目右腕は「そろそろ涌井の財布もピンチなので、細川のスポンサーを探していきたい」とジョークで返すと、本拠地のスタンドは大爆笑に包まれ、竜党の心まで鷲づかみにしてしまった。
初回は一死満塁のピンチを無失点で切り抜けて「初回に大ピンチを迎えて、しっかり3アウトとった後に優勝したかのような大歓声があったので、乗っていけました」とファンに感謝。さらに「来週からビジターになるが、細川がしっかり打って、みんな打って6連勝して帰ってきたいと思います」と最後まで軽妙なトークでスタンドのファンを沸かせた。












