日本ハム・新庄剛志監督(51)がロッテに対し「疑心暗鬼」の念を抱き始めている。
現在リーグ4位のチームは23日から始まった3位ロッテとの直接対決で、3連勝を狙ったものの、結局1勝2敗に終わった。これでゲーム差は「7」に広がったばかりか、24日の試合では同点の9回無死二、三塁という勝ち越し機で2度スクイズを見破られて無得点に。その裏サヨナラ負けを喫する屈辱を味わった。
前日の反省を込め、25日の試合前にスクイズのサインを変更。万全を期してカード勝ち越しに挑んだはずだったが、この日も1点差負けで悔しい連敗となった。
これで今季の対ロッテ戦は11試合で3勝8敗。チームは着実に力をつけているにも関わらず、なぜかロッテには思うような試合展開に持ち込めない。そんな状況が続くだけに新庄監督も徐々に「あの人」の存在を注視し始めている。それが今季からロッテに〝加入〟した金子誠戦略コーチ(47)の存在だ。
同コーチは昨季まで日本ハムの一軍野手総合コーチ兼打撃コーチとして、新庄政権を陰で支えた一人だった。当然、日本ハムの内情や選手個々の特徴、指揮官の采配や奇策にも精通している。そんな「元右腕」がロッテに加入し、自軍が悪夢の連続となれば、指揮官も「サインや奇策が見破られているのでは」と疑問を抱いても不思議ではない。
新庄監督は25日試合前のサイン変更に関し「(ロッテが)サインを分かってる、分かっていないは別にして、変えた。(24日の試合は)2つとも(スクイズを)完璧に外されたから。そうやって疑わないと。やることはやって防いでいく」と説明。
その一方で「でも昨日(24日のスクイズの場面)は不思議だったね。フルカウントから…ね。ピッチャーにいろいろと聞いたんだけど、あれ(スクイズ)は外しようがない。頭の中にはない、ピッチャーからしたらね」と、金子コーチを含めたロッテ首脳陣に自軍サインが見破られている可能性を否定しなかった。
ただ、長年にわたり情報戦は各球団で行われている。新庄監督もそんな球界事情は把握しているため、サインうんぬんを敗戦の言い訳にはしない。
「サインは(トレードなどがあるたびに)変えてますからね。それだけはシーズンが終わってから聞いてみたいな。それしか方法がないからね」(新庄監督)
悲願のAクラス入りを狙うには、まずロッテに対する苦手意識を払拭することが先決だが…。













