卓球男子の全日本王者・戸上隼輔(21=明大)にとって、世界を知るエースの底力を再認識させられた一戦となった。

 18日に行われた2024年パリ五輪選考ポイント対象大会・Tリーグ個人戦「NOJIMA CUP」最終日(東洋大赤羽台キャンパス)の男子シングルス決勝で張本智和(19=智和企画)に3―4で敗れた。1月の全日本選手権決勝など、要所で勝利を収めてきたが、この日は粘り切ることができなかった。

 試合後には「張本選手も今まで悔しかったと思う。戦術を変えてきたので、対応できなかった。張本選手の良さを前面に食らってしまった」と猛省。以前は強打で張本のリズムを崩していたが、この日は「僕が速いボールを打っても、ただブロックするだけじゃなくて、回転をかけてきたりしてきた」と思うようにペースを握ることができなかった。

 悔しさの残る試合となったが、パリ五輪選考ポイント(40点)の上積みには成功。「最低限決勝に行くことができてホッとしている」と振り返りつつも「まだまだ選考会はあるので、引き締めて、海外でも国内でも全ての大会で結果を求めて頑張りたい」と決意を新たにした。