WWEの悪のユニット「ダメージCTRL」で、イヨ・スカイ(紫雷イオ)とベイリーの間に不穏な空気が漂った。

 イヨとベイリーは、次回PLE「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」(7月1日、英ロンドン)の女子MITBラダー戦(6人参加)に出場する。この試合で天井からつるされたブリーフケースを獲得すれば、いつでもどこでも最高峰王座に挑戦できる権利を得る。今週のスマックダウン(SD)でイヨは、MITB前哨戦として「LWO」のゼリーナ・ベガと一騎打ちした。
 
 いきなり握手を求めてきたゼリーナに対して、張り手をお見舞い。さらに素早い動きからのドロップキックで吹っ飛ばし、コーナーからのフットスタンプをゼリーナの左腕に放った。試合はイヨのペースだったが、ゼリーナの顔面蹴りをくらって一転ピンチとなった。

 ここでイヨのセコンド、ベイリーがエプロンに立ってゼリーナをけん制した。後ろからイヨがゼリーナを攻撃するが、体勢を入れ替えられ、ベイリーと激突しそうになった。それでも巧みなステップで回避し、ゼリーナをくるりと丸め込んだ。ところがレフェリーはベイリーを注意しており、肝心のカウントが入らない。

ゼリーナ・ベガ(左)から619を浴びたイヨ(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
ゼリーナ・ベガ(左)から619を浴びたイヨ(©2023 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

「おっせーんだよ!」とレフェリーに怒声を上げた逸女は「ベイリー! 何してんだよ! いつも何してたんだよ! 何で、何で!」と日本語でユニットのリーダーに食ってかかった。このスキをゼリーナは逃さない。回転キック・619をイヨの顔面に叩き込んだ。イヨはそのまま押さえ込まれ、3カウントを許した。

 自ら望んだ前哨戦に敗れた逸女はぼうぜん。ベイリーとも再びモメ始めた。バックステージでも2人の口論が続き、イヨは「違う、違う! 私を信じてないの?」などとベイリーに詰め寄った。そこに、MITB予選でベイリーに敗れたショッツィが登場。ベイリーに再び、MITBラダー戦の出場権をかけて戦うように要求した。

 普通なら一度手にした権利を手放すリスクは冒さないはずだが…何とイヨが割って入り「彼女は受けるよ」と、勝手に受諾。これにより次週のSDで、ベイリーの出場枠をかけたベイリーVSショッツィのシングル戦が決まった。ベイリーは「何であんなことを?」とイヨを問い詰めるも、逸女は「ただ、助けようとしただけ」と言って不敵な笑みを浮かべた。

 鉄の連係を誇った「ダメージCTRL」が、まさかの内輪モメ。これまでもイヨがベイリーに不満を示すことがあったが、もう一人のメンバー、ダコタ・カイが間に入りことなきを得てきた。そのダコタは負傷で欠場中。歯止めがなくなった今、悪のユニットはどうなってしまうのか? MITBラダー戦の行方も左右しそうだ。