日本ハムが再び正念場を迎えた。交流戦序盤はヤクルト、巨人相手に2カード連続の勝ち越し。一時は交流戦単独首位に躍り出る快進撃を見せたが、広島に3連敗。続く阪神戦には勝ち越したものの、13日のDeNA戦(横浜)では今永に、14日はバウアーの前に2安打しかできず12三振を喫して1―2で敗れた。今月2度目の3連敗で交流戦は6勝8敗で借金2。交流戦Vが絶望的となったばかりか、パ・リーグの戦いに目を向けても借金8で3位オリックスに7・5ゲーム差と水をあけられている。

 ここにきての急失速の要因は、やはりセ・リーグ上位陣との壁とミス誘発に尽きる。セ下位に低迷していたヤクルト、巨人との対戦では多少のミスが出ても投打でカバーできる試合が多かった。だが、上位との対戦となった広島戦からは自軍がミスをすると相手はそのミスに乗じて得点を重ねた。その結果、日本ハムは僅差で相手に逃げ切られるケースが目立ち始めた。

 14日も2点の先制を許した5回は無死二、三塁からソトが放った中堅後方への打球を中堅手のアルカンタラが目測を誤ったものだった。記録は二塁打だったが、これも防げたミスだ。新庄監督も「(アルカンタラが)フェンス、気になったのかなあ」と試合後、悔しさをにじませた。

 ただ、チーム全体を見れば成長を続けていることは間違いない。13日には故障で二軍調整を続けていた主砲・清宮と二塁手・石井が一軍復帰。戦力は各ポジションでだぶつくほど充実し始めている。新庄監督もこの点については「意外と(戦力は)充実しているんですよ」と手応えを口にしている。

 一方で「まあでも(選手に)結果を出してもらわんとね」とも。ミスを減らし、再浮上に転じるきっかけをつかめるか――。