全日本プロレスのエース・宮原健斗(34)が背水の陣を敷いた。

 15日の東京・後楽園ホール大会では青柳優馬とのコンビで、ノアの拳王&征矢学に流出中の世界タッグ王座奪還に臨む。9日の新日本プロレス、ノアとの合同興行「ALL TOGETHER(AT)」(両国)翌日、ノアの横浜大会に乱入した宮原が挑戦を表明し、今回の一戦が決まった。

「6月のテーマで世界タッグに挑戦しようと決めていたんです。このままATが終わって動かないのは宮原健斗らしくないなと思い、ATのパワーをもらってそのまま乱入しました」と振り返る。

 ATでは新日本の棚橋弘至、ノアの清宮海斗と3団体エーストリオを結成し、オカダ・カズチカ&優馬&拳王と対戦。「宮原健斗はスーパースターだなと再確認した。入場から持っていったかなと。業界の先頭を走る選手が集まった中で、宮原健斗は間違いなかったと改めてわかったのはよかった」とナルシシスト全開で胸を張る。

 特に初遭遇となったオカダからは刺激も得た様子だ。「向かい合ったときに地響きみたいな声援がすごくて。同じ時代を生きるレスラーとして、これからも意識する選手ですから。リングで会えたのは、僕としてはよかったですね」

 ただし、試合は棚橋がオカダに沈められ、エーストリオは敗北。その事実を指摘すると、宮原は急に表情を変え「最近、負け続けている気がしますね。負ける姿をファンに見せることが増えている…」と声のトーンを落とした。

 団体最高峰の3冠ヘビー級王座は、2月に新日本の永田裕志に敗れ流出させた。春の祭典「チャンピオン・カーニバル」もブロック敗退。そのため「ベルトを取るだけのために、また青柳優馬とのビジネスタッグを組むわけですから。これで負けるようなことがあれば今後、僕はタッグ戦線にいけないでしょうね。他にパートナーもいないですし、もう僕はタッグ戦線からおさらばでしょう」と危機感を募らせる。

 拳王&征矢にはこれまで諏訪魔&KONO、諏訪魔&斉藤レイが奪還に失敗しており、団体ツートップの宮原&優馬は〝最後のとりで〟となる。

「ここから勝ちの勢いをつけたいので、勝負にこだわりたい」。表情を引き締めた最高男は、再浮上できるのか。