全日本プロレスの迷走男改め〝絶好調男〟諏訪魔(46)が、雪辱のマーダーバッグ葬を予告だ。

 11日の郡山大会(福島・ビッグパレットふくしま)では小島聡とタッグを結成し、極悪軍団「ブードゥー・マーダーズ(VM)」の斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ)と対戦する。

 諏訪魔は「斉藤ブラザーズにやり返さなきゃ気が済まない。物置を掃除していたら、マーダーバッグが2袋あったんだ。ちょうどいいだろ。これを持って郡山に乗り込むからな」といきり立っている。

 あの屈辱は忘れない。5月29日の後楽園大会ではレイとのコンビで世界タッグ王座を持つノアの拳王&征矢学に挑むも、諏訪魔が敗れてベルト奪還を果たせなかった。しかも、試合後には総帥のTARUからVM追放を宣告され、斉藤ブラザーズの手によりマーダーバッグと呼ばれる黒い袋に詰められてしまった。

 失意の男を前向きにしたのは、9日に行われた新日本プロレス、ノアとの合同興行「ALL TOGETHER(AT)」(両国)だ。VMを離れたことが幸いし、2011年の第1回ATで3団体王者トリオを結成した新日本の棚橋弘至、ノアの潮崎豪とオープニングセレモニーの場に立つことができた。

 試合では3冠ヘビー級王者の永田裕志、安齊勇馬とトリオを結成し、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の内藤哲也&鷹木信悟&BUSHIと対戦。自らBUSHIを沈めて勝利をもたらした。

 しかも、バックステージでは佐藤光留、田村男児と和解し、暴走ユニット「エボリューション」への復帰も認められた。不運続きだった諏訪魔にとっては何ともハッピーな1日になった。

「俺にとってATは大事な大会だなって思ったよ。棚橋選手、潮崎選手とああいう形で会って、あのころの気持ちを取り戻した」

 せっかく純粋な気持ちが戻ったのであれば、斉藤ブラザーズへの制裁などしなければいいのだが、諏訪魔にもプライドがある。「斉藤ブラザーズ、待ってろよ!」と叫び、何やら巨大な荷物を抱えて決戦の地・郡山に向かった。