2024年パリ五輪で悲願の金メダル取りへ、U―22日本代表MF平河悠(22=町田)に期待が高まっている。

 大岩剛監督率いるU―22日本代表は欧州遠征を控えた4日、千葉県内で練習を行った。今回の遠征では10日にU―22イングランド代表戦(非公開)、14日にU―22オランダ代表戦を予定。ともに世界屈指の強豪で、来夏のパリ五輪へ向けて重要な強化の場となる。

 そこで大きな注目を集めるのが初招集の平河だ。これまで年代別代表の招集経験はなかったが、山梨学院大で頭角を現すとJ2町田で今季プロデビュー。リーグ戦で出場停止を除く全試合に先発出場して4ゴールの大活躍で、首位を独走する黒田剛監督率いる町田の象徴的な存在になっている。

 平河の武器はなんといってもドリブル突破。スピードや1対1の絶対的な強さはすでに〝世界レベル〟と評判だ。平河も「J2で試合をやっていても(ボールを)ほぼ取られたことはない。ルーズボールを相手よりも先に触る1歩目の速さとか、そういうところが大きい」と胸を張った。

 大卒からプロになって五輪を目指す姿はMF三笘薫(ブライトン)をほうふつさせ〝ネクスト三笘〟の本命候補との呼び声も高い。平河も「ハイライトとかドリブルの特徴は見て、そこは参考にさせてもらっている。比較にはならないけど、ちょっと似ていると言われるように頑張りたい」と〝本家〟を意識している。

 強豪相手の欧州遠征で爪あとを残せば、一気に大ブレークも。「海外で活躍して日本代表になりたいと思うので、この世代別代表はチャンス」と闘志を燃やす。町田のワンダーボーイが1年後のパリ五輪、そして2026年北中米W杯で日本の大きな武器になるか。