新日本プロレスのオカダ・カズチカ(35)が、NEVER無差別級6人タッグ王座の〝改革〟を見据えた。棚橋弘至、石井智宏とベルトを保持し、4日の大阪城ホール大会ではジョン・モクスリー&クラウディオ・カスタニョーリ&海野翔太とのV1戦に臨む。豪華メンバーがそろい、かつてない注目を集める同王座が、将来的に「IWGP」を冠する可能性を見いだしている。

 オカダは大阪城決戦で、下克上を狙う海野と米AEWの大物2人を迎え撃つ。IWGP世界王座陥落後は新世代との抗争が白熱しているが「成田(蓮)に関してもそうですけど〝いい選手〟ですよね。ただ、今回の6人タッグの中で、メンツ的に考えても一人レベル差があるのは翔太だと思いますし。シングルで戦うのは、まだまだ先なのかなと思っちゃいますよね」と余裕をのぞかせる。脅威とまでは感じていない様子だ。

 実際にオカダの目線は、そのパートナーたちに向いている。米WWEで「セザーロ」のリングネームで活躍し、新日本初参戦で注目を集めるカスタニョーリとは、メキシコ時代にともに練習した縁もあるという。

「米国での活躍もさすがだなと思ってましたし、中邑(真輔)さんとタッグチャンピオンになってますし、戦うのは楽しみですよ。だから翔太が一番つまんないですよ。連れてきてくれてありがとうですけど、そこからは彼次第じゃないですか」

 ビッグネームがそろう同戦の注目度は試合順にも反映され、全9試合中7試合目に据えられた。IWGPタッグ戦やIWGPジュニアタッグ戦よりも後ろにラインアップされている。

 オカダは「新日本のトップとAEWのトップが戦うカードだと思いますし、メインでもおかしくないかなと思いますね。何ならシングル(王者SANADA対辻陽太のIWGP世界王座戦)より(注目を)集めてると思いますよ。辻がどんな人間か分からないのに、それを見ようって思わないじゃないですか。未知のメインイベントの中で、安心感という意味では翔太もいいメンバーを呼んでくれたなって」と不敵に言い放った。

 ベルトの価値が急速に高まる中で、オカダはある野望を抱く。「もちろんNEVERの歴史は分かるんですけど、IWGPにした方が…。これだけのメンバーが絡むのだったら、面白いかなと思ってしまいますよね。そういう戦いをしていって『これ、もうIWGPにした方がいいんじゃないか』っていうところまで、僕たち3人で盛り上げていきたい」

 2016年1月に設立された同王座を、団体の金看板を冠した「IWGP6人タッグ王座」に〝昇格〟させる青写真を明かした。もちろん、そのためには大阪城以降も、注目度の高い防衛戦を積み重ねていくことが不可欠。強力な磁場となりつつあるNEVER6人タッグ王座の今後から目が離せない。