全日本プロレスの極悪軍団「ブードゥー・マーダーズ(VM)」を追放された〝元・極悪暴走男〟諏訪魔(46)が、ドラディション30日後楽園ホール大会で〝改心〟をアピールした。

 諏訪魔は前日29日の全日本後楽園大会で斉藤レイと組んで世界タッグ王者の拳王、征矢学組に挑戦。しかし、レイへのパウダー攻撃誤爆から孤立すると、拳王のP.F.Sで3カウントを奪われ、試合後はVMから追放処分に。哀れマーダーバッグ(黒い袋)に詰められる醜態をさらしていた。

 ドラディション初参戦となったこの日の大会では長井満也、シュン・スカイウォーカーと組んで関本大介、岡林裕二、MAZADA組と6人タッグマッチで対戦。試合の煽りVTRでは対戦相手に対し、VM時代の決めゼリフ「地獄に堕ちろ」が使用されていたが、諏訪魔自身が前日に地獄に堕とされていたのだから皮肉だ…。美容院が間に合わなかったのか赤髪こそそのままだったが、コスチュームに刻まれていた「VM」のロゴはキチンと消えている。

 何やらパートナーたちとわちゃわちゃ内輪もめしつつも、諏訪魔は追放のショックを感じさせぬ動きを見せる。関本にダブルチョップを見舞うと、岡林にも打撃戦から万力スリーパーへ移行。最後はMAZADAに強烈なラリアートを浴びせて長井の勝利をアシストした。

「藤波辰爾を本当は今日マーダーバックに入れる予定だったんだ」と物騒な計画を立てていたことを明かした諏訪魔だが、前日の追放劇で方針転換。「藤波〝さん〟だな。藤波さんに『ドラディションのリングにようこそ』って直接言ってもらえたんで、俺にとっては今日一番うれしかったことだな。俺にとって今日の試合はプラスになった。自分自身の今後を今どうしようか迷ってる、考えてる時期なんだけど、いいヒントになったんじゃないかと思いますよ」と晴れやかな表情を浮かべていた。