主砲・山川不在で借金6と苦しむ西武は、主将・源田壮亮内野手(30)の復帰がチーム浮上のカギとなる。
チームは5月に入って5勝13敗1分けと急失速中。4月終了時点では4位ながら首位と1ゲーム差につけ、首位争いの輪の中にいたが、気付けば首位・ロッテに8ゲーム差の5位にまで降下。就任1年目の松井稼頭央監督(47)にとっては試練の時を迎えている。
投打ともに噛み合わなかった5月の失速要因の中で顕著だったのがやはり投手陣の不調。とりわけ今季、チームの生命線である先発陣が大きく数字を落としたことだ。
3・4月の24試合では16試合(67%)あったクオリティー・スタート(QS=6回以上を自責3点以内)が5月になると19試合で9試合(47%)にダウン。先発陣の成績も3・4月の12勝7敗、防御率2・55から5月は2勝11敗、防御率4・57と白星は9つ減り、防御率も2点以上悪化した。
森友哉捕手(27)の移籍、そして山川穂高内野手(31)の復帰後の低迷→書類送検と激震はあったが、もともと打線は打てない想定の中で「いかに1点を取り、1点を守るか」を目指してきたのが今季の西武。現有戦力を見て、立て直すべきはやはり即効性のある先発陣の復調の方だろう。
幸いにして26日のオリックス戦(ベルーナ)から、WBCで名誉の負傷(右手小指骨折)を負った源田の復帰が濃厚となっている。
25日に抹消されたドラ6・児玉の奮闘が、源田の復帰に2か月の猶予を与えたことはもちろん評価されるべきこと。その上で名手・源田が外崎と二遊間を組むことでチームに与える安心感は西武にとって計り知れない。
2017年の入団1年目から「困ったらゲンのところに打たせろ」というバッテリー間のコンセンサスがあるように、チームの〝キーストーン〟である源田がいるべき場所にいることで、確実に守備から攻撃のリズムを作りやすくなる。
源田の復帰は少なからずバッテリー間に心の安定をもたらす。












